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    坂口 安吾 堕落論

    • 2004.08.26 Thursday
    • 11:35
    P251iS13060.jpg

    合コンで知り合った一個下の男の子に薦められて、堕落論を読む。

    ちぇっ、年下かぁ・・・なんて思いながら、「10代の頃は、どこまで堕落できるか試したもんだよ・・・」なんてぶってお話していたら、そんな堕落は堕落じゃないって分かりますよ、とスパンと言われ、勉強不足のはやちは全くこの作家を知らなかったので最近の作家かしらん、なんて思いながら、なんとなく引っかかったまま、1ヶ月ほどが過ぎていた。先日暇だったので図書館で探すと、現代日本文学全集の、太宰治と同じところに収まっていたのでちょっとビックリした。

    私の両親は文学少年少女で、(昭和初期の少年少女はみんなそうだったのかもしれないが)母は芥川龍之介を、父は太宰治をことさら好きで何かの節に必ず話に出てくるのだが、双方とも、この坂口安吾については一言も触れたことがない。父は分からないが、母はあまり好きではなかったのではないか、とも思う。

    今読んでもとても新鮮な感じのする、堅苦しくない文章で、空襲時の描写がものすごく良かった。特に、破壊を愛する、という部分。戦火の東京に残り、ビルの屋上から戦火を眺めた彼の、怯えつつも、その光景から目が離せない様子、不謹慎ながらも、わくわくしていた心境などが、リアルに伝わってくる。そして彼は言うのだ、

    「偉大な破壊、その驚くべき愛情。偉大な運命、その驚くべき愛情。それに比べれば、敗戦の表情はただの堕落に過ぎない。」

    別に彼はサイコでもなんでもない。才能ある、自堕落な男だ。事実、戦火で大量に流れる血を見ることを彼は嫌っている。けれど、大きな流れの中(彼は歴史と言った)に翻弄される人間の姿に、彼は人の美しさ、愛を見たのではないか、と思う。また、必死に戦火を逃れ、のたうち回る人間の姿を見て、彼は、そこにこそ、何の堕落も存在しないと言う。

    堕落とは、何か。人間とは、何か。とても若々しく、才能あふれる彼の問いかけに、しばし浸りながら、若き日の母や父の時代に思いを馳せた午後だった。

    写真は、流山の図書館でもらったもの。同じものが家のどこかにあるはずだが、何度かの引っ越しでどこかに行ってしまったようだ。一緒に谷崎潤一郎ももらって来たので、少しの間は文学少女を気取る予定です。


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    • 11:35
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      コメント
      K君・・・?そおゆうあなたは、誰?

      名前が無くて分かんないのでメールなどで自己申告よろ、です。
      ハイ、はやちさん☆
      坂口安吾かぁ。あたしも読んだ事ないんだけど、
      確か、以前紹介(笑)したKくん、坂口安吾の血筋なのよ。
      彼のお母さんの親戚にあたるとか言って。そおゆう彼も、読んだ事ないって言ってた。笑
      • 2004/08/28 2:30 AM
      うひゃー、坂口をみんな読んでるんだねぇ・・・

      オススメのやつ文学全集に入ってるので読んでみます>ナオさん

      歴史ものって例えばどんなの?>wacky

      10代の堕落って言えば、あんなことやこんなことにきまってるでショー>うすもん

      プロフィールで見てファンなの知ってたよん。今度は坂口ネタで語ろう。>な王


      あのあとママに聞いたら、坂口はやっぱし好かんって。なんで相当ヤバかった龍之介はいいの?って言ったら都会人だから、って。わけわかんねー
      俺も昔薦められて読みました。
      ここんとこ歴史ものばかり読んでるから
      たまには文学いってみよかな。
      • wacky
      • 2004/08/26 4:23 PM
      こんにちは!坂口安吾、小説もすごく面白いですよー
      「夜長姫と耳男」っていうのがヤバかった!
      • ナオ
      • 2004/08/26 3:04 PM
      ほうほぅ(・.・。)
      俺は文学はまったくわかりませぬ('A`)
      10代の堕落って
      毎日寝ながらポテチくってテレビでも見てましたかね?
      (* ̄m ̄)ぷっ
      • うすもん
      • 2004/08/26 2:15 PM
      坂口安吾は素晴らしいよねー。わたしもだいすきだよ。
      いっぱい読んでみるといいよー。
      • な王
      • 2004/08/26 1:12 PM
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      坂々安古。 市川崑監督のスラップスティックコメディ「足にさわった女」にこんな名前の小説家が登場する。 山村聰がつかみどころのない、女ったらしの小説家を演じている。...
      • 盲目のパントマイム
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